2010年1月、Global IBIS Groupはヨーロッパの中枢イギリスとアジアの中枢日本を本拠地とし、世界の情報発信基地として新たな一歩を踏み出しました。Global IBIS Groupは、皆様のビジネスに更なる飛躍と大きなチャンスをお届けすることを使命と考えています。Global IBIS LTD(UK)は、西欧や南欧のほか、北欧、東欧、北アフリカ、中東、インド、ロシア全域をカバーし、㈱Global IBIS(JPN)はアジア全域、そしてUSをカバーしています。Global IBIS LTD(UK)と㈱Global IBIS(JPN)の連携により、強力なサポート力と最大限のネットワーク力を発揮し、ビジネスナビゲーターとして皆様を成功の道へとご案内いたします。
Global IBIS Groupが提供するサービスは、クライアントへの成果を必ずコミットします。コンサルティングを全面に打ち出すコンサタントは、実質的な成果はクライアントに任せ、トップマネジメントとしてのサゼッションにとどめリスクヘッジし、自らの責任を回避する傾向にあります。我々は、日本企業の商品を欧州で販売してきたトップセールスマンと、どれだけ難易度の高い競合企業調査であっても、必ずクライアントを満足させてきたリサーチャーのコンビネーションによって活動します。そして、クライアント企業の立場になって、最後まで責任を果たしてゆきます。本サービスは、たんなる情報サービスでもなく、コンサルティングでもなく、クライアントの目的を達成することを第一義にしたプロジェクトです。
例えば日本の伝統産業から製造された製品を海外に販売するためには、その製品価値を正しく伝えていくことから始まるものと考えます。
製品の価値だけではなく、その伝統工芸品が生まれた土地を知ってもらい、また文化を理解してもらった上で、製造工程を理解させれば、その文化のすばらしさを、世界中の国々の人々に深く浸透させていくことができるはずです。
伝統工芸品をはじめとした地場産業から生まれ続ける商品を世界中に販売し、世界中からその文化が生まれた土地への訪問者増加へとつなげ、日本の地場産業の経済発展、ひいては日本および世界の芸術水準を高めることが目的です。
多くの日本企業がヨーロッパで売り上げを上げにくいというのは、1つの代理店の思惑にやられて、製品の本当の価値を伝えるという大切な活動を行っていないからです。代理店は売れて儲かればよし、文化を伝えるというような仕事は、実施しにくいことが想定され一方、ヨーロッパはマーケットが27カ国あり、1カ国1代理店というところが一般的でありますが、それでも権利が複雑に絡み合い、ひとつの国でプロモーションしても、販売は他の国の代理店に流れたりするので、効果的にプロモーションができないということがあります。たとえば、フランスの展示会にもベルギーから人がきますが、自分達で出展して、彼らが注文をだすのはベルギーの代理店だったりします。ヨーロッパ市場は巨大と言われますが、それは小さなマーケットの集まりで、言語、流通など、そのマーケットの違いは想像以上のものがあります。したがって、1つの国では量が裁けない場合が多く、コスト的なメリットが出にくいという実情があります。Global IBIS Groupが代理店同士の補助をすることで、たとえば輸送をまとめることにより、各国の負担削減などにメリットがでるでしょう。場合により、クライアントと同じ名前でヨーロッパに会社を設立させ、現地代理店に対して安心感を与えるという手段も想定されます。
プロジェクトの実施に当たり、必要と考えられる準備物は以下のようなものが考えられます。
- ターゲットであるヨーロッパ(EU加盟国27カ国)内での商標登録し、すべての国での啓蒙活動が統一できる商標に基づくようにします。
- 製品の特徴、価値を知ってもらうために原材料、工程等を含んだ紹介ビデオを作製します。
- 海外からのアクセスや、日本への旅行パッケージ等を含んで製品の魅力を紹介します。
- 日本での実績や、ルイヴィトンやティファニー等、欧州ブランド企業との共同制作プロジェクトを紹介したパンフレットを作成します。
主に以下の国をターゲットとします。
- イギリス
- ドイツ
- フランス
- イタリア
これらの国々は文化的背景が高く、マーケット的にもヨーロッパの4大市場となっている。異文化ではあります、芸術価値の高いものに関心をもち、効果的な活動が実施できると考えます。
最近、弊社が実施した日本の風景等の文化的内容を、ヨーロッパで広めるための調査では、各国の日本人を対象としたマーケットから入り込むことに効果があるという結果でした。たとえば食品容器になる伝統工芸品であれば、日本文化を伝えるという意味ではターゲットを2つに分けて、活動を体系的に実施し、それらの活動からの実態情報をフィードバックして、そしてそれを元に体系つけて分析していくことが有効であると考えます。
ターゲット地域 | 日本人向け | 外国人向け |
---|---|---|
ロンドン(イギリス) | ○ | ○ |
デュッセルドルフ(ドイツ) | ○ | |
フランクフルト(ドイツ) | ○ | |
パリ(フランス) | ○ | ○ |
ミラノ(イタリア) | ○ | ○ |
御社のロンドン拠点から直接のヨーロッパでの展開ということで、調査活動を通じて御社ブランドの下地を作っていくことが可能です。
チャネル | 概要 | 活動 |
---|---|---|
(1)小売業 | ロンドンのジャパンセンターやハロッズ、パリのギャラリーラファイエット、ミラノのリナシェンテ、デュッセルドルフの日航ホテルお土産売り場等。 | 短期間の催し物での展示や、恒常的な販売を交渉をする。一つのアイディアとして、企画化された移動式ショーケースのようなものを作り、比較的短期間の展示でも小売店側にかかる打ち合わせや準備、搬入等の負担を減らし、展示を実施しやすいようにしていく。これらのショーケースは、製品の展示スペース、透明カバー、稼動仮設、パンフレット等のスペース、紹介ビデオ等を流すモニター等を含んだものが考えられる。また、移動式ショーケースを継続的に使用していくことにより、コスト削減にも役立て投資を有効に活用していくことができる。 |
(2)レストラン | 対象都市の高級日系レストランとガイドブック等から選定した各国独自の高級レストランを対象。 | 短期的な展示を実施したり、伝統工芸品の周辺商品とのコンビネーションによるプロモーションなどを実施していくよう交渉していく。同時に、恒常的に商品を使用してゆく交渉をする。 |
(3)展示会や各種催し物 | ロンドンのパルス、パリのメゾンエオブジェ、フランクフルトのアンビエンテ等を対象。 | 展示会でのスタンド等のデザインをモジュール化し、複数の展示会の参加にかかるコストを削減し、伝統工芸品の展示に適切と思われる展示会にできるだけ多く参加していく。 |
(4)有名ファッションメーカー | 西欧の有名ブランドとの連携を活用する。商品にもよるが、たとえば食品容器になる伝統工芸品であれば、フランスのシャネル、イタリアのグッチ、ブルガリ等高級ファッション、宝飾メーカーを対象とする。あるいはスイスの高級時計メーカーとのコンタクトをする。 | ファッションメーカーにこれまでの実績等を紹介しながら、単発商品、定番商品の開発を交渉していく。 |
(5)独自ショールーム | 独自のショールームを持つことにより、主体的なプロモーションができる。 | 主体的な展開を自由に実施していく。 |
たとえば食品容器になる伝統工芸品であれば、プロモーションのチャネルとしては以下5つが想定されます。また、対象リストはプロジェクトを実施していくにつれ拡大していくものと考えられます。
プロジェクト概要 | 内容 |
---|---|
初期研修 | 営業活動をスムーズ、かつ有効に行うため貴社の方針や製品について理解を深めることが必要不可欠である。この提案書にベースに活動を行っていく場合は、実施前に一定の期間の初期研修を行うことを提案する。 |
契約期間 | このプロジェクトを成功と導くには長期的な視点と投資が不可欠である。弊社にアウトソーシングする場合にできるだけ早い時間に結果をだすことも必要であるので、このプロジェクトの契約期間は1年とし、その都度結果を見て契約更新についての協議を実施していくものとする。 |
実際の販売 | 販売には2種類が考えられる。直接販売と代理店や仲買人を通じての販売である。これらの場合の注文方法、配送方法においては随時協議していくものとする。 |